三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)
- 予防接種法に基づき、下記のとおり個別接種で実施します。該当者には既に個別に通知しておりますが、通知該当者以外の方で予診票のない方は、保健相談センターまで予診票を取りに来てください。
- 厚生労働省監修の冊子「予防接種と子どもの健康」(注釈1)を必ず読んで、よく理解した上で接種を受けましょう。
(注釈1)お子さんがはじめて受ける予防接種のご案内と一緒にお送りしています。また、転入されてきた方も、一般的には同じ時期に前住地で配布されています。
- 接種対象年齢
- 生後3か月から7歳6か月未満(標準は初回を生後3か月から12か月)
- 接種期間
- 通年
- 実施方法
- 年齢内に4回 皮下接種(接種量各0.5ミリリットル)
- 初回:20日から56日の間隔をあけて3回接種
- 追加:初回終了後、1年から1年半あけて1回
- 実施場所
- 指定の個別予防接種実施医療機関
(注釈)実施時間や予約等については各医療機関にお問い合わせください。検温は、接種医療機関で行います。 - 持ち物
- 予診票・母子健康手帳
- 注意事項
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- お子さんの健康状態を良く知っていて、医師の質問に責任をもって答えられる保護者の方がお連れください。
- 他市(協定している近隣市)の医療機関で接種を希望される方は、接種前に保健相談センターへ御連絡ください。
- 接種後、身体に異常が認められる場合は、医師の診察を受け、その結果を保健相談センターまで御連絡ください。
病気の説明
ジフテリア(D)
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は、高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2から3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすこともあります。現在では患者発生数は年間1から2名程度ですが、予防接種を続けていかないと再び流行する可能性があります。
百日せき(P)
百日せき菌の飛沫感染で起こります。普通風邪のような症状ではじまり、続いてせきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続性にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛をふくような音がでます。熱は出ません。乳幼児はせきで呼吸が出来ず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)けいれんが起きることがあります。肺炎よ脳症などの重い合併症を起こし乳児では命を落とすこともあります。
破傷風(T)
破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて傷口から入って起こる病気です。破傷風菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり死亡することもあります。患者の半数は自分や周りの人も気づかない程度の軽い刺し傷が原因です。日本中どこでも土中に菌はいますので、感染する機会は常にあります。
副反応
DPT三種混合ワクチンの副反応は、注射部位の発赤、腫脹(はれ)、硬結(しこり)などの局所反応が主です。
その他
ジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)三種混合1期予防接種は、2期(小学6年生に通知)として、ジフテリア・破傷風(DT)二種混合ワクチンで追加接種を1回します。できるだけ1期を規定どおり受けて基礎免疫を確実につけておきましょう。
接種の間隔
注射生ワクチンを接種した後に、別の種類の注射生ワクチンを接種する場合は、27日以上あけてください。
なお、令和2年10月の法改正により、経口生ワクチン、不活化ワクチンに関する接種間隔の制限はなくなりました。
*同時接種については、医師が必要と認めた場合に限り接種できます。
*ただし、同一ワクチンを複数回接種する場合の接種間隔の制限は従来どおりになりますのでご注意ください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康推進課健康推進係
電話番号:042-565-9315 ファクス番号:042-565-0287
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