害鳥の対策
ムクドリの被害について
ムクドリの生態
ムクドリはハトとスズメの中間程度の大きさの鳥類で、全体的にグレーがかった体色、頭部や腹部には白色の箇所もあります。くちばしと足は、はっきりとしたオレンジ色が特徴です。繁殖期は春から夏で、番いで分散し、木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作ります。メスは1回の産卵で薄い青緑色の卵を4~7個産み、オスとメスによる約12日間の抱卵を経て卵は孵化します。その後23日ほどでヒナは巣立ちをしますが、1か月間は親と行動を共にします。
被害・対策について
敷地内に巣を作られることによって、鳴き声の騒音や巣に生息するダニの被害等があります。また、夜間は群れで集まる習性があるので、夕方頃から電線や樹木に集まっているムクドリによる鳴き声や、ふんが問題となっています。
ムクドリのような野鳥は鳥獣保護法により保護されているため、むやみに処分することはできません。巣にひなや卵があるうちは巣立つまで見守ることになるので、巣ができる前に防鳥ネット等で予防しておくことが大事です。また、巣の撤去をする際には、ダニ等の被害が考えられるので、素手では触らずに手袋等をしたうえで撤去するか、専門の業者に依頼することをお勧めします。
樹木・電線に集まる場合は、枝を短く剪定することによりムクドリが止まる場所がなくなります。また、LEDライトでムクドリを照らすことで、驚いてその場から飛び立ちます。一時的な、対策にはなりますが、お困りの際はお試しください。
市の取り組みについて
樹木や電線に止まっているムクドリに対して、LEDライトを当てるなどによりその場から飛び立たせることで継続的なふんによる被害の防止を図っています。また、状況に応じて、鳥が電線等に止まらない対策を電力会社等に依頼するなどの対策を講じてまいります。
電線等への鳥よけ等の設置に関する相談
ムクドリに限らず、電線等に鳥がとまりにくくするための対策として、電線等に鳥よけを設置する方法もあります。
鳥よけを設置しても、完全に鳥が止まらなくなるわけではありませんが、一時的な効果はあります。
電線等への鳥よけの設置は、それぞれの線を管理する事業者が設置します。
直接連絡していただくことも可能ですので、お困りの際は御相談してみてください。
各事業者への連絡先
1 電線への鳥よけの設置
東京電力パワーグリッド 0120-995-007
2 電話線への鳥よけの設置
NTT東日本 0120-270-794
3 ケーブルテレビ線
ジェイコム多摩 0120-999-000
各事業者へ連絡をされる際には、電柱に貼ってある番号を御確認いただき、お伝えください。
東京電力
NTT東日本
このページに関するお問い合わせ
環境部環境課環境保全係
電話番号:042-565-1111(内線番号:296)
ファクス番号:042-566-4493
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