百日咳が流行しています!
百日咳が流行しています!
年別報告数推移(過去10年)(東京都感染症情報センターより)
全国的に患者発生報告が増加しており、2025年の東京都全体の報告数は、4月27日時点で既に800件を超え、2024年1年間の報告数の倍以上となっています。
百日咳について
百日咳とは
長期間「せき」が続く感染力の強い呼吸器感染症です。大人では比較的軽い症状で長期に経過することが多く、感染していることに気づかずに感染源となっていることがあります。乳児(特に新生児や乳児期早期)が感染した場合は、重症になり、肺炎や脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。生後6か月以下の乳幼児は特に注意が必要です。
主な症状
7~10日の潜伏期間を経たのち、カタル期、痙咳(けいがい)期、回復期の3つの経過をたどります。回復までに約2~3か月かかります。
- カタル期(約2週間)7~10日程度の潜伏期間を経て、風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます。
- 痙咳期(約2~3週間)短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、「ヒュー」という音がすることがあります。このような症状を繰り返します。
- 回復期(2~3週間)激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。
乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがありますので特に注意が必要です。成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。
感染経路
- 患者の咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことによって感染(飛沫感染)
- 菌に汚染された手で口、鼻、眼などをさわることで感染(接触感染)
予防の方法
- 飛沫感染への対策として咳エチケット、接触感染への対策として 手洗いの励行等も大切です。
- 乳幼児期には、予防接種があります。忘れずに予防接種を受けましょう。
子どもの予防接種について
該当者には個別に通知しておりますが、転入や紛失等で予診票のない方は、交付・再発行申請が必要です。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康推進課健康推進係
電話番号:042-565-9315 ファクス番号:042-565-0287
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